中国の温家宝総理は14日午前、全国人民代表大会(全人代=国会)閉幕後に、北京の人民大会堂で記者会見し、国内外の記者からの質問に答えた。
-----今年は任期最後の年となったが、就任後9年間の働きをどう自己評価するか。
「困難に満ちた並々ならぬ9年間だった。やり残した仕事や悔いの残る仕事がまだ山ほどあり、遺憾に思う」
「政府の一切の権力は人民から与えられたもので、私が取り組んできたことはいずれも果たすべき責任だったと心得ている。人民の公僕として人民のためになることを行えたことをうれしく思う」
「力不足に加え、体制的な問題などもあり、至らない部分が多々あった。責任感の欠如により失敗を招いたということはないものの、国家最高行政機関の責任者として、任期中に起こった全ての経済・社会問題に責任があることから、この点は申し訳なく思う」
「最後の1年は、くびきを付けた老馬のように、最後の最後まで全力を尽くす。新たな実績で不足を補い、人民の理解を得たい」
「人民網日本語版」2012年3月14日