日本の福田康夫首相は30日午前、山東省曲阜市の孔廟を訪れ、1時間かけて参観した。首相のたっての願いだった孔子の故郷への訪問が訪中の最後日にかなった。福田首相は巧みな筆さばきで「温故創新」と記し、孔子の故郷を訪れた感想とした。
福田首相の孔廟訪問は、両国の継承してきた文化の共通性をみずから確かめたいという首相の願いが実現したもの。論語の「温故而知新」の「知」を換えて書いた「温故創新」には、「歴史をかがみとして未来へ向かう」という両国関係の精神にかける首相の思いがこめられているとみられる。
「人民網日本語版」2007年12月31日