国連のルイーズ・アルブール人権高等弁務官はこのほど、国連ジュネーブ事務所に駐在する中国の李保東・大使に送った書簡で、中国政府による国連人権高等弁務官事務所への寄付に感謝を示した。「新華網」が伝えた。

アルブール氏は「中国による寄付は、国連が行う重要な人権活動への支援にとどまらず、『世界人権宣言』が掲げる理想を実現するために中国政府が取った具体的な行動でもある」として、中国と同じように世界人権宣言と国連の人権活動を支持する具体的行動を取るよう、ほかの国々に対しても呼びかけていくと述べた。

国連の人権高等弁務官事務所は昨年12月4日、世界人権宣言の採択（1948年）60周年を記念し、世界人権宣言が定めた目標と理想の実現のための寄付金を募集すると発表。李大使は同31日、中国政府を代表して同事務所に2万ドルを寄付し、ダーバン（南アフリカ）反人種主義世界大会の関連基金での利用を求めた。（編集MA）

「人民網日本語版」2008年1月17日