中国を訪問中のイギリスのデービッド・ミリバンド外相は、香港で25日、記者会見を行い、「中国が五輪主催を通して収めた成績は、全世界の利益に合致するもので、イギリスは全面的に北京五輪に参加し、首相も北京五輪に出席する」と話した。
24日、香港に到着したミリバンド外相は、上海、重慶、北京の訪問を予定している。イギリス出発前、外相は自らのブログに、「中国訪問に期待しており、今回の訪問で中国をより理解できることを願っている」と書き、「五輪大会を利用して中国にプレッシャーをかける行為に反対している」と記している。
記者会見の席でミリバンド外相は、「中国の台頭は、中国だけでなく国際社会にもメリットをもたらした。イギリスと同じように中国は今、グローバル化する中でより多くのチャンスに面している一方、より大きな挑戦にも直面している。国際社会が理解しなければならないのは、中国が面する挑戦は、他の工業化経済体や新興経済体にとっても存在するものだ」と語った。
香港の発展については次のように述べた。香港復帰10周年の成功は予測を上回り、一部の人の悲観的な予言も打ち砕いた。1997年から2007年、香港は経済、社会、政治の各方面で成功を収め、復帰以来、香港と大陸部の絆は絶えず強まっている。この10年間、香港はアジア金融危機とSARSを経験したが、この4年近くの成長率は6%以上を保っている。香港にとって今後10年間は非常に重要であり、香港の人々は必ず経済と社会の挑戦に対応できると信じている。
「チャイナネット」 2008年2月26日 |