第11期全国人民代表大会代表、一汽(第一自動車製造)グループ社長の徐建一氏は3月7日、チャイナネットの取材に対して次のように語った。
『政府活動報告』は私たちをたいへん奮い立たせるものであり、一汽グループの今後の発展の方向をも示してくれた。中国の自動車産業はここ数年、大きな発展を遂げている。自主イノベーション能力と、国内の発展環境が自動車産業に及ぼす影響は最も重要な要素だ。
『政府活動報告』の中では、国有企業の改革に対し明確な要求、つまり「自主イノベーションは経済成長パターン転換の重要な手段」であることが提示されている。国有企業から見ると、当面2つの改革とイノベーションが重要である。
イノベーションは、企業の核心的競争力にかかわるものである。一汽グループは製品の品質に工夫をこらし、性能や品質を更に高め、より価格の安い自動車を提供することに努めなければならない。新エネルギー自動車にも『政府活動報告』は言及しており、「安全、省エネ、環境保護」は従来から自動車産業発展の三大テーマである。一汽グループも一貫して、新エネルギー自動車の開発に力を入れてきた。
一汽グループの次の段階の作業は、3つの「調整」をめぐって展開される。1、財産権の調整。資本資源利用のために「1株独占」ではなく、多種類の経済構成要素を導入する。2、資産構造の調整。企業は有限な資源と資金を集中して主な事業を推進する。主な事業は選択することができ、それが乗用車なのかそれともトラックなのか、一汽グループは市場の変化と自らの状況に基づいて調整を行う。3、製品構成の調整。需要の変化に基づいてユーザーにサービスを提供する。製品構成の調整は、企業の自主イノベーション能力の向上も求められている。
「チャイナネット」2008年3月13日