外交部の姜瑜報道官は8日、中国の何亜非・外交部部長助理の招待で、米国、ロシア、英国、フランス、ドイツの外務省政治局長、および欧州連合（EU）理事会の対外関係局長が16日に上海で協議を開き、イラン核問題をめぐり、交渉の再開、外交交渉による解決の推進について話し合うと発表した。

姜報道官は「6カ国外相は3月初めの共同声明で、交渉によるイラン核問題の解決を再確認し、交渉再開案の早期とりまとめで合意した。上海での6カ国外務局長級協議は、この共通認識を実行に移すためのものだ」と説明。

さらに「中国は一貫して、対話と交渉によるイラン核問題の平和的解決を主張してきた。当面の情勢の下で、関係各国は、十分に創造性を発揮し、柔軟性を示し、イラン核問題の全面的で長期的な解決にプラスとなる適切な方法を積極的に模索すべきだ。各国の共同努力により、上海協議が積極的な成果を上げることを希望する」と表明した。

「人民網日本語版」2008年4月9日