日本政府の招きに応じて、中国の胡錦涛国家主席が6日から10日にかけて日本を公式訪問することになっている。これは中国の元首の10年ぶりの訪日となる。胡主席は4日、北京で16のメディアからなる日本記者団と会見した際、「今回の私の日本訪問は春うららかで花咲く季節に当たり、『暖春の旅』と言えよう。私は中日両国国民の友情が暖かい春のように、いつまでも存続することを心から願っている。 この訪問を通して中日双方の戦略的互恵関係を一層強めたい」と語った。胡主席はまた、笑顔で日本記者団対して、「私の日本国民に対する誠意のこもった挨拶と祝福を伝えてほしい」と語った。
今年は中日和平友好条約締結30周年に当たりる。胡主席は、過去30年の中日関係の発展は、両国国民に具体的な利益をもたらすと共に、いままでアジア、そして世界の平和と繁栄のために大きく貢献してきたと積極的に評価した。
「すでに事実が証明しているように、長期的に安定した中日善隣友好関係を発展させることは、両国と両国国民の根本的利益と合致することである。今回の日本訪問の目的は、相互信頼を深め、友情と協力を強め、将来を見通して、中日間の戦略的互恵関係を全面的に推進することにる。両国の共同の努力のもとで、今回の訪問はきっと期待通りの成果をあげることができると信じている」と胡主席。