訪日中の胡錦涛国家主席は10日、国際的に有名な電器メーカーの松下電器を見学した。
胡主席は、中国の改革開放が始まった30年前にも鄧小平氏が松下電器を訪ねたことを指摘。松下電器がこの訪問をきっかけに中国との協力関係を深め、中国の近代化に参加した最初期の日本企業となった歴史を振り返り、松下電器の創始者・松下幸之助氏による中国近代化への重要な貢献を評価した。
胡主席は、中国が現在、環境にやさしい資源節約型の社会を建設中であることを指摘し、この領域で世界最先端の技術と経験を持つ松下電器が、中国側と省エネ・環境保護分野での協力を積極的に展開し、両国の互いに利益のある協力に新たな貢献をすることに希望を示した。
また胡主席は、松下電器がオリンピックのワールドパートナーとして、北京五輪の準備活動に多くの方面での援助をしていることに触れ、中国人民を代表して心からの感謝を述べた。
写真:松下電器を見学する胡錦濤国家主席
「人民網日本語版」2008年5月11日