ホーム>>政治>>論評 |
中欧関係の健全な発展に必要な3つの乗り越え |
発信時間: 2009-07-31 | チャイナネット |
|
中国の宋哲・駐EU大使はこのほど、中国・EU関係の長期的で健全な安定した発展を確保するためには、次の3つの「乗り越え」が必要との考えを示した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。 (1)相違を乗り越える。相違点は保留して共通点を求め、一時・一事によって中国・EU関係が左右されないようにする。 (2)時間を乗り越える。長期的視点を持ち、一時的な困難によって中国・EU関係発展の信念と方向性が動揺しないようにする。 (3)二者間の範疇を乗り越える。全世界に目を向け、世界平和・発展を促進する視点にもっと立ち、中国・EUの戦略的協力を拡大し、深める。 宋大使は「中国・EU関係は新中国の外交絵巻における、墨跡濃き色鮮やかな一筆だ。国交樹立後の34年間で、中国・EU関係は全方位的で、幅広い分野とレベルに及ぶ協力構造を築き上げた。政治協議の頻度と深み、経済貿易関係の規模とレベル、あるいは民間交流や各分野の対話・協力の密度と幅の、いずれにおいても質的な飛躍があった。中国・EU関係がこれまでに達成した成果は、国交樹立当初には想像もつかなかったものだ」と述べた。 宋大使はまた「EUは中国外交の大局において常に重要な位置を占めてきた。中国の改革開放とEU統合は、20世紀中後期以降の国際情勢の変化において、歴史的な影響を及ぼした2つの重大な出来事だ。この過程において、中国とEUは相互支持、ウィンウィンの緊密な関係を構築してきた」と指摘した。 EUは中国にとって最大の貿易パートナー、最大の輸出先、最大の技術導入元であり、第4の外資誘致元だ。宋大使は「EUの資金、技術、管理ノウハウは中国の改革開放に有益な助けとなった。小康社会(ややゆとりのある社会)の全面的な建設における重要な協力パートナーだ。中国の急速な発展も、EU企業に巨大なビジネスチャンスをもたらし、EU市民に確かな利益をもたらした」と述べた。 「人民網日本語版」2009年7月31日 |
· 中欧関係
|