「新疆独立女」ことラビア(世界ウイグル会議のラビア・カーディル議長)は30日午前、予定を2日繰り上げて日本を離れた。ラビアの夫が代理で出席した録音講演会は、未だ日本ではあまり大きな共鳴を呼ばず、大部分の日本メディアと世論は、彼女の来日が中日関係に影を落とすことを心配している。「環球時報」が伝えた。
フジテレビは30日、「中国政府は日本がラビアを入国させることに反対し続けてきた」と報じ、中国紙がいずれも日本を批判していること、中国政府がすでに、ラビアが首謀者であることを証明する、『7.5』事件に関するDVDを北京の各国メディアに配布したことを伝えた。「読売新聞」は、中国の在日大使館も、近く日本の国会議員や政府機関にDVDを配布することを報じた。Yahoo掲示板には、ラビアの来日が中日関係に摩擦を引き起こし、火種となることを懸念したり、中国人が日本製品ボイコット運動を起したら「日本経済は終わりだ」と心配する、日本の一部ネットユーザーの声が寄せられている。
「ラビアの日本でのパフォーマンスは無意味だ。彼女はもっと大きな舞台に立つことを求め続けてきたが、結果は、ある日、さらに大きな恥辱の柱に釘付けされただけだ」と語るのは、中国社会科学院日本所の高洪研究員だ。「理性ある、客観的な日本人なら誰もが、今回一部の日本人がラビアを招待したことによる中日関係への影響を感じ取り、それが両国関係に破壊をもたらすことを心配している。日本政府が反省し、自らの誤りを認めてこれを早急に正さなかった場合、日本の国家イメージは著しく破壊される。時間が経つにつれ、こうした影響は日に日に深まっていく」--。
「人民網日本語版」2009年7月31日 |