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IAAE第27回会議、回良玉副総理が挨拶
発信時間: 2009-08-18 | チャイナネット

国際農業経済学会(IAAE)による第27回国際会議が17日に北京で開催され、世界70の国・地域、国際組織から1000人超の代表が会議に出席した。中国国務院の回良玉副総理が開幕式に出席し、中国政府を代表して挨拶を述べた。挨拶の要旨は以下の通り。

中国の農業は世界から注目される成果を上げたが、依然多くの困難と試練に直面しており、中国の特徴ある農業の近代化の道を深く研究し、理論革新、実践による革新、政策革新を絶えず推し進め、農業の持続的発展を促進する必要がある。各国の農業経済学者が世界農業発展の新たなチャンス、試練の研究と協力を繰り広げ、農業の発展に貢献し、各国人民に幸福をもたらす上で、IAAEが架け橋と絆の役割を果たせるよう望んでいる。

中国は改革開放30年来、13億人の食糧問題を解決してきた。農民の収入は急速に増加し、人々の栄養と健康レベルは大幅に向上し、農村の様相も大きく改善された。中国の農業・農村の発展における成果は、中国の経済社会の発展、小康社会(ややゆとりのある社会)の全面的建設の重要な支えとなるばかりではなく、全世界の貧困撲滅、持続的発展の促進にも貢献している。こうした新たな情勢下で、私たちは都市と農村を統一的に発展させるという要求に基づき、農村制度の整備をさらに強化し、近代農業の発展に力を入れ、農村公共事業の発展を加速化し、社会主義新農村の建設を全面的に促進しなければならない。

今日の世界の農業発展は大きなチャンスに直面しているが、同時に厳しい試練にも直面している。世界人口の急増により、農産品のエネルギー利用が加速し、世界食糧安全保障、特に発展途上国への食糧供給の確保はますます圧力を増している。世界の気候変動が激化し、耕地や水資源の不足は徐々に深刻となっている。グローバル化と貿易自由化が発展し続けており、農業の国際化がもたらした試練への対応は困難を極めるだろう。農業の持続的発展を促すことは国際社会の共通の任務であり、農業経済学者の栄誉ある使命でもある。国際農業経済学界が、世界農業の持続的発展をめぐり広範かつ深い研究を行い、農業の発展に有力な理論と政策サポートを提供できるよう望んでいる。

今年は国際農業経済学会成立80周年に当たり、大会が3年に1度開催されている。今大会のテーマは「世界農業の新景観」であり、今後10年ひいては将来の農業の見通しについて科学的評価を行うことを目的としている。

「チャイナネット」2009年8月18日

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