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国務院新聞弁公室 民族政策白書を発表
発信時間: 2009-09-27 | チャイナネット

 

中国国務院新聞弁公室は27日に「中国の民族政策と各民族の共同繁栄と発展」をタイトルとした白書を発表した。この白書は(1)序文(2)統一の多民族国家と中華民族の多元一体(3)各民族が一律に平等であるという原則の堅持(4)全国各民族の団結を強固なものにし発展させる(5)民族地域の自治制度を堅持し整える(6)少数民族と民族地域の経済や社会の発展を速める(7)少数民族の文化を保護し発展させる(8)少数民族の幹部や人材の育成を強化する(9)結びの9つの部分からなっている。全体の文字数は約2万5000字。

白書は「私たちが住んでいるこの地球は一つの民族の世界であり、世界には今、約3000の民族が200余りの国や地域に分布し、ほとんどの国が多民族で組織されている。中国は全国の各民族が共同で創建する統一の多民族国家である。中国の各民族の人たちは非常に長い歴史の過程で、親しく付き合い、互いに依存し、交流と融合を行い、苦楽を共にして、中華民族の多元一体の構造を形成してきた。そして共に祖国の美しい山河を開発し、国の発展と社会の進歩を共同で推し進めている」と記している。

また「新中国成立60周年の実践は、中国の民族政策が中国の国情に合い、各民族の人たちの根本利益に合致し、各民族の擁護を獲得して、正しく効果的であったことを十分に証明している」と強調。

そして最後に「中国は56の民族を擁し、人口13億人の発展途中の大国である。特殊な国情は中国の発展に不均衡な一面をもたらす。中国は今も今後の長い間も社会主義初期段階のレベルである。各民族の共同繁栄と発展の実現までにはまだ長い道のりを進まなければならず、そのためにも困難を克服して努力する必要がある」としている。

「チャイナネット」 2009年9月27日

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