朝鮮を訪問中の中国の温家宝総理は5日平壌で金正日（キム・ジョンイル）総書記と会談した。

その中で、温家宝総理は「中国と朝鮮の友情と友好協力関係は得がたいものである。われわれは朝鮮とともに、ハイレベルの交流を維持し、様々な問題での協力と大きな問題での意思疎通と協調を強めるべきである。中国は朝鮮を含めた関係国とともに努力し、朝鮮半島の非核化、北東アジアの平和と安定、発展に寄与していきたい」との立場を示した。

これに対し、金正日総書記は「朝鮮半島の非核化は亡き金日成（キム・イルソン）主席の遺言である。われわれは非核化の実現を目標としており、変わりはない。また、アメリカとの2国間協議を通じて両国間の敵対関係は必ず平和関係に転換されなければならない。われわれはアメリカとの協議の進捗状況を見て、6カ国協議を含めた多国間協議を進めていく」との態度を表明した。

「中国国際放送局　日本語部」　2009年10月7日