中国の胡錦涛国家主席は14日午後、釣魚台国賓館でロシアのプーチン首相と会見し、中ロ間の戦略的協力パートナーシップの新たな進展や、「第14回中ロ首相定期会談」で収めた重要な成果を高く評価し以下のように述べた
「今年は中ロ国交樹立60周年であり、中ロ関係の発展の歴史でも重要な意義がある1年である。両国の指導者は密接に付き合い、実務的な協力を迅速に促進し、人文分野での交流を頻繁に行い、また各自の核心的な利益にかかわる重要な問題では互いに支持して、国際や地域的な事務で緊密な交流と協調関係を保つ」
「中ロ間の戦略的協力パートナーシップの発展は、両国の人たちに確かな利益をもたらし、世界の平和や安定、発展、繁栄の実現に重要な役割を果たした。中国側は中ロ関係を非常に重視しており、中ロ関係を中国の外交政策の優先方向の一つとしている。中国はロシアと共に努力し、チャンスをつかみ、これまでの事業を引き継いで将来の発展に道を開き、政治的な相互信頼と戦略的な協力関係をさらに強化して、実務的な協力を深める。また特にエネルギーやハイテク、人文などの分野で協力し、中ロ間の戦略的協力パートナーシップを新しい高さまで引き上げることを望んでいる」
プーチン首相はこう語った。「今年は新中国成立60周年で、中国の人たちと共にこの記念日を祝うことができて非常にうれしく思っている。今回の中国訪問は非常に成功で、ロ中協力強化のために重要な一歩を踏み出した。両国の指導者は両国関係を有力に促進し、両国の経済貿易、エネルギー、人文などの分野での協力が新しい進展を遂げた」
「今、『中国東北地域とロシア極東およびシベリア地域の協力計画綱要』が実施されている。また中国側の『ロシア語年』は順調に進められ、来年はロシアで『中国語年』を行なう予定だ。ロシア側は両国関係の発展に満足しており、引き続き中国側と一緒にロ中戦略的協力パートナーシップ関係を推し進めていきたい」
「チャイナネット」 2009年10月15日 |