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温家宝総理の目の中の「黄金」
発信時間: 2009-11-10 | チャイナネット

 

世界金融危機が発生した時、温家宝総理は「通貨や金よりも自信がもっと重要だ」と述べ、協力を強化して共に難局を克服するよう国際社会に呼びかけた。そして現在、中国経済は世界に力強い暖流をもたらしている。

温総理の今回のアフリカ訪問は、以前にも増して慌ただしい日程となった。午前8時から会談を始め、わずか30分の食事時間を除き、夜10時まで働きづめだった。最大の発展途上国の総理にとって、時間は黄金よりも貴重だ。だが温総理には、これまで忘れたことのないことが1つある。国内外のメディアとできるだけ多く会見し、真の中国を率直かつ誠実に紹介することだ。

温総理は中東・北アフリカ育成センターで行った、企業上層部や貧困国出身の研修生たちとの対話で、「中国がアフリカに対して援助や協力を行い、知識や人材をアフリカに残すのは、黄金よりも貴重なことだ。1つの国家、1つの民族は、最終的には知識や人材によって自らの運命を変えなければならない」と強調した。

西側からのいわれなき猜疑や非難については、「相互尊重と平等待遇は、中国外交独特のソフト・パワーだ。『古き友情は黄金の如し、百錬色褪せず』、これが中国・アフリカ関係の真実の描写だ」と指摘した。

中国の指導者は外国を訪問すると、国家の名において世界の舞台で堂々と立場を表明する。その拠り所は何か?自信、率直さ、誠意、胆力、識見、友情だ。中国は現在、民族復興の長い道のりを大股で前進している。世界は現在、大発展、大変革、大調整の最中にある。中国外交は、任重くして道は遠しだ。待ちかまえるものが花であれイバラであれ、直面するものが賛歌であれ中傷であれ、私たちは自信に満ちて責任を負い、率直かつ誠実に世界に向き合い、中国の根本利益と世界人民の共通利益に立って、信頼を深め疑いを解き、協力を強化して、現代化の目標を達成するために、世界の調和と持続可能な発展を促すために、しかるべき貢献を果たしていかなければならない。

「人民網日本語版」2009年11月10日

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