中国の胡錦涛国家主席はクアラルンプールで11日、マレーシアのナジブ首相と会談した。双方は中国・マレーシアの戦略的協力の強化について共通認識に達した。席上、胡錦涛主席は「中国はマレーシアと共に努力し、各分野での確実な協力を拡大して、双方の戦略的協力パートナーシップをさらに高いレベルへと推進していく」と述べた。
また、胡主席は「国交樹立から35年、両国の指導者は高度な戦略的立場から長い目で両国関係を処理し、両国関係の発展に活力を注いでいる。双方は『戦略的協力共同行動計画』を実施し、新しい分野での協力を積極的に行い、新しい協力方法を求め、新しい協力の成長ポイントを見出して、共同利益を実現していく必要がある」と強調した。
また、胡主席は「中国とマレーシアの経済貿易協力のほか、教育や科学技術、文化、観光などの分野における協力や、安全面の協力、国際と地域における協力を強化していく必要がある」と強調した。
これに対して、ナジブ首相は「G20・主要20ヵ国・地域会合の重要なメンバーとして、中国は公平かつ合理的な国際金融の新秩序の構築で重要な役割を果たしている。マレーシアは国際間の交流と協調を強化していきたい」と語った。
「中国国際放送局 日本語部」 2009年11月11日 |