賈慶林全国政協主席はブラジルのサルネイ上院議長の招待で同国を公式友好訪問するため、現地時間25日に特別機で首都ブラジリアに到着した。
賈主席は翌26日にサルネイ議長と会談し、「中国・ブラジル関係の発展は、双方が常に大局的・戦略的視点で両国関係を扱い、処理していることによる。両国がよく似た発展段階にあり、よく似た発展のチャンスや試練を前にしていることによる。双方が共に発展途上国全体の利益を守る使命と責任を担っていることによる。世界の平和と発展を守り、各国の共同発展を促進することは、国際問題における両国の協力強化の共通の出発点だ」と指摘した。
賈主席は、国際情勢に深く複雑な変化が生じていることに言及し、ブラジル側と共に(1)戦略的視点から、両国の政治的相互信頼を強化する(2)長期的発展の視点から、各分野の実務協力を深める(3)世界の平和と発展を維持する視点から、国際問題での協調や協力を強化し、戦略的パートナーシップの中身を不断に拡充する??意向を表明した。
サルネイ議長は「賈主席は、まさに両国関係が史上最良のレベルへと踏み出した重要な時期にブラジルを訪問された」と指摘。「ブラジルと中国の団結・協力の強化は、両国民の利益に合致し、世界の平和と発展にプラスだ。強大なブラジルと中国は、よりバランスのある世界を意味する」と強調した。
「人民網日本語版」2009年11月27日