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賈慶林全国政協主席、ブラジル大統領と会談
発信時間: 2009-11-29 | チャイナネット

 

 ブラジルを訪問中の中国全国政治協商会議の賈慶林主席は現地時間27日、ブラジリアでルーラ大統領と会談した。双方は主に両国関係や気候変動問題について幅広く意見を交換した。

 賈慶林主席は、「中国はこれまで一貫して、ブラジルとの戦略的関係を重視し、ブラジルと手を携えて努力し、両国の戦略的なパートナーシップを新たな段階に推進していくつもりだ。双方は政治的な信頼を強化し、両国元首が達成した共通認識を確実に実行に移し、ハイレベルな交流を保ち、共に関心を寄せる重大な問題について意見交換をしていくべきだ。そして、実務的な協力と経済貿易協力、科学技術、エネルギー、金融、インフラ施設などの分野における協力を強化し、人的交流や文化、教育、マスメディア、スポーツ、観光業などの面で多様な形による交流を展開し、友好の基盤を固めていく」と述べた。

 賈慶林主席はまた、「中国政府は一貫して気候変動問題を重視し、気候変動対策を国家経済社会発展の重要な戦略とし、持続可能な発展の道を断固と歩んでいく。中国政府が決めた温室効果ガスの削減目標は中国最大の努力を体現した。これは13億の中国人民が世界の気候変動対応に尽くす意思を示した。中国政府は実際の行動で「バリ・ロードマップ」の進展およびコペンハーゲン会議が積極的な成果を収めることを推進していく。中国とブラジルは発展途上国であり、『国連気候変動枠組み条約』と『京都議定書』の基本的な枠組みおよび、『共通だが、異なる責任』を負うという原則と『バリ・ロードマップ』を堅持し、途上国の立場に立ち、途上国の共通利益を維持していくべきだ」と述べた。

 これに対し、ルーラ大統領は、「ブラジルは中国との関係発展を非常に重視し、中国がWTO・世界貿易機関のドーハ交渉を含む国際問題において果たした建設的な役割を高く評価する。そして、2016年のリオデジャネイロでのオリンピック開催への支援に感謝し、北京オリンピックの経験を活かしていきたい。このほど中国政府の決めた温室効果ガス削減の目標は中国政府が気候変動対応で重要かつ大きな一歩を踏み出したことを表した。この問題で両国は多くの共通点があるため、先進諸国が「条約」の原則に基づき、規定した削減の義務を履行し、また、発展途上国への資金援助と技術支援を共に推進させていく」と述べた。

     「中国国際放送局 日本語部」 2009年11月29日

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