第11期全国人民代表大会(全人代)第3回会議が14日午前9時、人民大会堂で閉幕した。中国国務院の温家宝総理はその後、人民大会堂のゴールデンホールで、「両大会」の取材を行った内外記者の質問に答えた。
米「ニューズウィーク」:米国の官吏、アナリスト、メディアは、昨年12月に開かれたコペンハーゲン気候変動会議での中国の態度は傲慢だと見ている。温総理はオバマ米大統領などの国家トップや首脳が参加する重要会議への出席を拒んでおり、各方面では失望や驚きの声が上がっている。これについての回答は。また、コペンハーゲン会議のプロセスについての考えは。
温総理: コペンハーゲン会議(COP15)の60時間、私はほとんど休まなかった。私はドイツ、イギリス、日本、インド、ブラジルなど各国の指導者や、77カ国グループ(G77)、アフリカ連盟、小島国の代表と会見した。その他にも2度にわたってオバマ大統領と長時間の会談を行い、国連事務総長や主催国であるデンマークの首相とも会見した。中国政府代表が行った大量の業務は、だれの目にもはっきりしている。
コペンハーゲン会議が困難になり、多くの国の指導者が帰国しようとしていた時、私は各方面との斡旋に努め、各国とともに努力して、最終的に合意に達した。この成果を得ることなまやさしいものではなく、各国の重大な利益に関する問題で得ることができる最も良い成果だと思う。
コペンハーゲン会議の終了後、私は1月に国連事務総長とデンマークの首相に書簡を送り、中国はコペンハーゲン会議の立場を高く評価し、支持することをはっきり示した。最近では国連に書簡を送り、コペンハーゲン会議の決議の立場を全面的に支持するという意を表して、中国を『コペンハーゲン合意』の加盟国に組み入れるよう申し入れた。
どうしていつも中国を標的とするのかは、私は今でも分からない。気候変動問題は、人類の生存や各国の利益、世界の公平と正義に関わるものだ。私たちは「共同ではあるが区別ある責任」という原則が完全に正しいということを堅持し、引き続き世界各国とともに気候変動対策プロセスを推し進めていく。
「チャイナネット」 2010年3月14日