温家宝総理は14日、「米国側が問題を正視し、実際行動を持って中米間の三つの共同コミュニケを基盤とする軌道に戻り、両国関係が回復し改善されるよう中国側は望んでいる」と述べた。
これは第11期全人代会議第3回会議閉幕後に行なわれた記者会見の席上述べたもので、温総理は、「オバマ氏の大統領就任後、中米関係はよりよいスタートを切った。しかしこの一時期、米国側はダライ・ラマの米国訪問や台湾への武器売却などの問題で中国の主権と領土の保全を侵犯したことにより、中米関係は重大な障害にあっている。中米両国の国交樹立後30年の歴史は、両国が平和的に付き合えば両国にとってはプラスとなり、両国が対抗すれば両国にとってマイナスになり、相互に信頼すれば関係は進み、疑い合えば関係は悪くなるということを証明している、対話することは対抗しあうことよりよく、協力しあうことは制限しあうことよりよい。双方はこのような角度から中米関係の発展を促していくべきだ」と述べた。
「中国国際放送局 日本語部」より2010年3月14日