英紙:米国覇権への中国の挑戦は日本を超える

タグ: 米国 覇権 大国の興亡

発信時間: 2010-03-18 14:40:02 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

現実が見方と変わるのは非常に速い。現在、中国の台頭は1980年代の日本と同じで、阻止できないとされている。しかし、中国経済に日本式のバブル経済の跡影があるというアナリストも多い。中国のバブル経済はある日崩壊し、「中国世紀」を予言した人たちが一喝されるかもしれない。

実際、ある面においては、中国が米国のライバルとなる可能性は1980年代の日本より遥かに低い。日本は安定した政治制度のある栄えた、単一民族の先進国である。ところが中国は、多くの面において、その自身が繰り返して強調しているように、1国の発展途上国に過ぎない。しかも、西側諸国の知識人は中国の長期計画を称えているが、中国はまだ内在的に不安定な状況にある。

しかし、その他の重要な面を見ると、米国の覇権に対する中国の挑戦は日本を大きく超える。最も明確な点は人口である。米国の人口は日本の2倍以上だが、中国の4分の1にも満たない。日本は米国の盟友であり、約5万人の米兵が駐屯するが、中国は米国の地政的なライバルである。中国が急成長を続ければ、その経済力は最終的に米国を超え、世界の力のバランスを変えることになる。

重要なのは、中国経済の発展がいつまで続くかである。この問題において、中日両国は大きく異なっている。1980年代の日本と比べると中国は貧しく、人口が多く、政治と経済の発展空間が非常に大きい。

中国はインフラに多額を投じているが、そうする必要があるのだ。発展する過程で衰退を経験したとしても、自身の実力でその他の大国に追いつくことができる。実際、中国は1988年の日本でなく、1960年代の日本ともっと似ているのではないだろうか。

中国経済の急成長が20年続けば、中国は2020年代に「世界最大の経済大国」となる可能性もある。米国は19世紀末にこの地位を獲得したが、1世紀かけ、2度の戦争を経験し、やっと自身の経済力を地政的な優位に転化することができた。

 

「チャイナネット」 2010年3月18日

     1   2  


コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。