中国、台湾とチベット問題における米の約束重視

タグ: 新任在米国大使 オバマ大統領 スタインバーグ国務副長官

発信時間: 2010-03-31 13:26:36 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

外交部の秦剛報道官は30日北京で、「中国は、中米関係を推進するため示したオバマ大統領とスタインバーグ国務副長官の積極的な姿勢を評価し、台湾とチベット問題における米国の原則的な約束を重視している」と表明した。

中国の張業遂新任在米国大使は現地時間の29日、オバマ大統領に国書を手渡したが、その際、オバマ大統領は「米国は、中国と共に21世紀の全面的な米中関係の構築に尽力していきたい、また、確実な行動に出てチャレンジに共同で対応していける双方のパートナー関係を着実に構築していく」と述べた。

また、スタインバーグ国務副長官はこの日のブリーフィングで「米国は、中国との建設的、かつ実務的な協力関係の発展を求めている。米国はこれまでの米国政府が実施してきた『一つの中国』の政策を堅持していくと共に、チベットが中国の一部分であることを認め、チベット独立を支持しないことを改めて表明する」と語った。

これを受けて秦剛報道官は30日の記者会見で、オバマ大統領とスタインバーグ国務副長官が示した以上の積極的な姿勢を評価し、台湾とチベット問題での米国の原則的な約束を重視していると表明した上で、「オバマ政権の発足以来、双方の共同の努力によって中米関係はかなり発展した。このほど、両国関係はあってはならない妨害をうけた。これは双方の共同の利益に合致しない。中米双方は世界で重要な影響力のある国である。良好な中米関係は両国と両国国民の根本的利益に符合しているだけでなく、アジア太平洋地域および世界の平和、安定と繁栄にもプラスとなる」と述べた。

また、中米関係のこれからの発展について秦剛報道官は「中国は米国との関係を一貫して重視し、長期的で、健全かつ安定した中米関係の発展に尽力している。中米双方は両国元首が達した共通の認識事項を確実に実施し、両国間の三つのコミュニケと『中米共同声明』の原則と精神に遵守する必要がある。また、双方が対話と交流を強化し、相互信頼と協力を増進し、敏感な問題を適切に処理し、積極的な協力を通じ21世紀における全面的な中米関係を構築していくことを希望する」と強調した。

「中国国際放送局 日本語部」より2010年3月31日

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