外交部の姜瑜報道官は6日の定例会見で、人民元相場に関する質問に次のように答えた。
中国の関係当局は人民元相場問題に関して、最近すでに何度も態度を表明している。人民元相場は中米貿易に赤字をもたらしている主要原因ではないし、人民元の切り上げも中米貿易の不均衡の解決策とはならない。中国政府が、いわゆる為替操作を利用して国際貿易で利益を得たことはこれまでない。
私たちは米側の関係者がこの問題を客観的、理性的に扱うことを希望する。中米間の貿易摩擦に対しては、率直で誠意ある対話と実務的な協議を通じて、正常なルートで効果的な解決策を見出すことを一貫して主張している。人民元相場の形成メカニズムの改革を引き続き推進するという中国側の方針が変わることはない。私たちは引き続き、自主性・可制御性・漸進性の原則に基づき、管理フロート制を整備していく。
「人民網日本語版」2010年4月7日