記者の質問に答える景俊海副省長(4月6日に撮影)
陝西省の経済・社会の発展と経済活性化への取組みについての記者会見が4月6日午後、省政府で行われ、景俊海副省長が内外記者の質問に答えた。
景俊海副省長は、冒頭の挨拶で「陝西省のGDPは2009年に8186億6500万元に達し、10年間の年平均成長率は12.9%となっている。インフラと生態環境の保護面で重大な進展が得られ、10年で約459万ヘクタールの植樹、約234万ヘクタールの『退耕還林(耕作をやめて森林に戻すプロジェクト)』を行った。陝西省は中国西部に位置するが、今は緑の都市となり、森林の占める割合は全国で12位となった」と語った。
また「2010年は『十一五』(第11次5カ年計画(2006-2010)の最後の年で、国際金融危機への対応と西部大開発戦略を実施する最も重要な年である。陝西省はチャンスを確実に捉え、エコ、低炭素、循環型経済を新しい発展理念とし、民生の改善を基本的な目的とし、全面的に「十一五」計画の各任務を果たしていく」と述べた。
チャイナネットの記者による「2009年、科学進歩の陝西省の経済成長に対する貢献率は50%を超えた。これは質の高い従業員の役割もあると思うが、陝西省の2010年の優秀な人材導入においてどのような計画があるか。また、陝西省が人材を引きつける特殊な優位性は何か」という質問に対し、景副省長は次のように答えた。
陝西省は人材に非常に重視している。それは、人材が全省の経済や他の方面の発展と関わっているからだ。省政府は専門的な科学技術区の建設を計画しており、国外を含む多くの企業を設立し、人材資源の活用と発展にチャンスと良好な環境をつくり出す。そのほか、関連政策と体制を打ち出し、省の各地域とエリアの特殊な状況に基づき人材発展の活動を行い、人材資源を大切する必要がある。政府は従業員によりよいサービスと福利を提供するため、「高新科学技術区」に約2000万元を投入した。そのため、他省で働いていた高技能を持つ陝西省本土の人材は、貢献するために友を連れ帰省している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2010年4月7日