外交部の定例会見で6日、姜瑜報道官が内外記者の質問に答えた。
----カナダの研究機関が、中国のハッカーがインド政府のコンピュータシステムに侵入していたと発表したことについて、コメントは。
中国を暗にさし、非難するこうした報道を私たちは度々耳にするが、私は彼らが何を証拠とし、どんな動機を背後に抱えているのか分からない。過去にもこの場で、こうした質問をする記者が常におり、中国発のハッキング攻撃が行われていると言っていたが、私たちはこれについて、すでに何度も中国側の立場を明らかにしている。私たちの立場は非常に明確だ。つまり、ハッキングを含む各種のネットワーク犯罪に断固反対し、かつ法に依ってこれを厳しく取り締る、ということだ。ハッカー問題は国際的な問題であり、国際社会の協力強化や共同対策が必要だ。中国はネットワークの安全強化に向けた多くの国際・地域協力に参与している。たとえばアジア太平洋経済協力会議(APEC)の通信作業部会の活動に積極的に参与し、国際電気通信連合(ITU)の提言に積極的な関心や支持を表明している。このほか東南アジア諸国連合(ASEAN)各国や上海協力機構加盟国とも情報安全分野で合意を締結している。
ハッカー問題は客観的、理性的に扱うべきだ。過去に示された問題について、私たちは真剣に主管部門に調査を行った。私たちが得た回答は、そうした情報を流した人々は中国側の主管部門にいかなる証拠や調査協力要請も提出していないというものだった。したがって、私はこれらの人々がどのような考えに基づいてそうした情報を常に流すのかわからない。この方面で調査を要請したい場合は、中国側の主管部門に直接届け出ることができる。中国はネットワーク犯罪に断固反対し、法に依って取り締る。
「人民網日本語版」2010年4月7日