「みなさんを上海へ厚く招待します。上海へ来れば、市長の客人です。上海でみなさんと交流し、関心を共有する話題について話し合う機会を望みます」----。6日午後、台湾訪問中の韓正・上海市長の言葉に、台北市立中山女子高校の講堂は熱烈な拍手に包まれた。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
韓市長とカク龍斌・台北市長は同日午後3時半、小雨の降りしきる中、百年の歴史を持つ名門・中山女子高校に到着し、若い生徒らに上海万博をPRした。歓呼し、拍手し、「上海万博に行きたい」と声をそろえる生徒達。午後の講堂は肩の力を抜いて生き生きとした雰囲気に満ち溢れた。記者が数えたところ、韓市長の入場から午後4時20分頃の退場までに、生徒達からは14、5回拍手が湧き起こった。
今回のPRイベントには台北市の高校13校から生徒1000人余りが参加。中山女子高校からは900人余りの1年生のほぼ全員が参加した。同校職員によると、PR活動は生徒らに万博をよく理解させるためのもので、学校のカリキュラムにも組み込まれている。
韓市長が最後に、各校の校長や生徒代表に上海万博の入場券とマスコット「海宝」を贈呈すると、会場は再び熱気に包まれた。
韓市長はカク市長の招待で6日午前に上海市政府訪問団を率いて台北入りした。台湾滞在は4日間の予定。同日午後早くには、「台北・上海都市フォーラム2010」に出席した。
「人民網日本語版」2010年4月7日