米国のオバマ大統領は8日、「米国とロシアは、ミサイル防衛問題で引き続き協議をおこなっていく」と述べた。これは、オバマ大統領がこの日チェコの首都プラハで、ロシアのメドベージェフ大統領と新核軍縮条約に調印したあと行った記者会見で述べたものである。
オバマ大統領は、席上、「私はメドベージェフ大統領と、ミサイル防衛システムについて引き続き協議を保つことで合意した。双方はまた、リスク評価に関するそれぞれの情報を交換する」と述べた。
メドベージェフ大統領は、「ロシアは、米国政府がミサイル防衛問題でその前政権とは異なった決定を下したことを重視し、最大の努力をはらって米国との協力を強化していく。また、世界的なテロリズムの脅威を前に、ロシアと米国は、世界的なミサイル防衛システムの構築に参与することで共通の認識に達する可能性はある」と述べた。
「中国国際放送局 日本語部」より2010年4月9日