外交部、「京都議定書」履行の重要性を強調

タグ: バリ・ロードマップ 気候変動 

発信時間: 2010-04-14 10:23:44 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

外交部の姜瑜報道官は13日に北京で行われた定例記者会見で、「国連気候変動枠組み条約の締約国が『京都議定書』を忠実に履行することは気候変動への対応における国際協力に重要な意義がある」と述べた。

姜瑜報道官は「『京都議定書』は先進国が2008年から2012年までの二酸化炭素排出の削減義務を明確に規定している。しかし、多くの先進国の二酸化炭素排出量はこの規定を大幅に超え、削減の義務を履行していない。第1回の約束期間が終了する『京都議定書』に代わる『新しい気候変動枠組み条約』の提出は自らの責任を回避するものだ。中国は協議を通じて合意した『京都議定書』を含む法的拘束力のある条約を支持する」と述べた。

さらに、「気候変動枠組み条約の締約国会議で成果を上げたければ、『バリ・ロードマップ』を踏まえ、『共通だが差異ある責任』の原則を堅持する必要がある。まず、先進国および枠組みの非締約国の第2回約束期間の総量削減義務を明確にする。次に、途上国は持続可能な発展の枠組みの下で、徐々に排出量を削減していく。気候変動枠組み条約が定める『共通だが差異ある責任』との原則を否定すれば、協議の基礎が失われるため、中国を含む発展途上国は受け入れることができない」と強調した。

「中国国際放送局 日本語部」より2010年4月14日

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