「台北・上海都市フォーラム2010」が6日、「協力強化、共同発展」をテーマに台北で開催された。フォーラムには現地訪問中の韓正・上海市長とカク龍斌・台北市長も出席した。
韓市長は▽上海に本店を構える交通銀行が5月1日の上海万博開幕前に上海などで人民元と台湾ドルの両替業務を始める▽浦東発展銀行など上海の銀行が台北に事務所を開設することを支持する▽上海は上海虹橋空港と台北松山空港の直行便就航を積極的に推進している----ことを表明した。また、上海万博について「今回台北市は2つのケースで上海万博のベストシティー実践区に入選している。台湾館と台湾企業が万博の目玉となることを信じている」と述べた。
カク市長は、台北市政府が6月中旬に上海で「台北文化ウィーク」の開催を計画し、特に上演も準備したことを明らかにした。
フォーラムでは、両市の文化交流、観光交流、環境保護交流、科学技術パーク間交流に関する協力覚書が締結された。また、上海の機関・企業と台湾の企業が、金融、化学工業原料、鉄鋼、観光、知的財産権、技術協力、農産物面の長期交流や短期買付・投資などに関する28件の合意書に調印した。
「人民網日本語版」2010年4月8日