温家宝総理の召集する国務院常務会議は14日、第1四半期の経済情勢の分析と今後の経済政策の立案を行った。
会議は「安定した比較的速い経済成長の維持、経済構造の調整、インフレ期待の管理との関係をしっかり処理することをマクロ・コントロールの核心とし、経済成長パターンの転換の加速、経済成長の質と効益の向上を突出した位置に据え、積極財政と適度な金融緩和政策を継続し、マクロ経済政策の的確性と柔軟性の強化に力を入れなければならない」と強調。当面の重点的取り組みとして以下を挙げた。
(1)農業生産への取り組みをさらに強化する。
(2)金融コントロールをしっかりと行う。
(3)物価水準の安定に努める。
(4)住宅価格の急騰を断固抑制する。
(5)合理的で安定した内需成長を維持する。
(6)構造調整を積極的に推進する。
(7)省エネ・排出削減への取り組みを強化する。
(8)対外開放の水準を高める。
(9)重点分野や鍵となる部分の改革を加速する。
(10)民生の保障・改善に力を入れる。
「人民網日本語版」2010年4月15日