8日からモスクワで行われるロシアの世界反ファシズム戦争勝利65周年イベントに出席するため、胡錦涛国家主席は今週末、ロシアを訪問する。
これは、中国の程国平外交部長助理が5日の記者会見で明らかにしたものである。それによると、中国とロシアが共同主催した世界の反ファシズム戦争戦勝65周年記念イベントも並行して行われ、合わせて165のイベントが予定されている。期間中、胡錦涛主席はロシアの指導者と会談するほか、中国東北部での戦役に参加したロシアの元軍人らを表彰するという。
程国平外交部長助理は「今回の記念イベントは、世界の政治、経済情勢が急速に変化する中で開かれるもので、中国とロシアの戦略的関係の強化につながる」と述べた。
記念イベントには、アメリカやイギリス、フランスなど13カ国の軍の代表も出席する。
程外交部長助理は「胡主席のロシアへの訪問は中露両国の関係発展にとても重要であり、両国の戦略的パートナーシップの具現でもある。世界反ファシズム戦争の中、両国が血を流して結ばれた友好関係は両国関係発展の確固たる基礎と牽引力となっている」と述べた。
また、程外交部長助理は「世界反ファシズム戦争勝利65周年に記念のイベントを行うことは、歴史の回顧、団結の強化や平和な社会の構築に有利である」と語った。
「中国国際放送局 日本語部」より2010年5月6日