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日本の共同通信社が6日に伝えたところよると、日本の岡田克己外相は6日夕方、在日本中国大使館の程永華大使を外務省に呼び、中国の海洋調査船が東中国海の中日中間線付近で日本の海上保安庁の測量船を追跡した問題について、「我が国の主権を侵害するものだ」と抗議し、さらに中国の海洋調査船の活動は妨害行為だと指摘して、追跡された測量船が海底調査作業を一時中止したことについては「断じて受け入れらない」と述べた。
これに対して程永華大使は、「海洋調査船の活動は全く正当で合法的だ」と中国側の立場をはっきりと説明。外交部の姜瑜報道官も5日、「東中国海と釣魚島問題における中国側の立場は一貫しており明確だ。中国の海洋監視船が関連の海域で法を執行する活動を行うのは全く正当で合法的であり、中国側はすでに日本側の測量船の活動について日本に交渉を申し入れた」と語った。
中国海洋監視総隊の関係責任者は電話取材に対して、「中国の海洋調査船が日本の測量船を追跡した」という言い方はまったく成り立たず、日本のメディアが報道した中国海洋調査船は、実際は法律を執行する中国海洋監視隊の公務船舶「海監51」であり、国の関係部門が与えた職責に基づいて、中国海洋監視総隊は中国の全海域で権利維持、巡航、法律執行などの役割を担い、「海洋監視51号」は中国の管轄海域で巡航と法律執行の任務を実施しただけのことだと述べた。
日本側がいう「中間線」は日本が一方的に定めたもので、中国側はまったく認めていない。この点について中国側の立場は非常に明確であり、外交部も何度も関連の声明を出している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年5月7日