日本に落とされた2つの原爆 当時の首相の発言文の翻訳ミスが原因か?

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発信時間: 2010-05-24 14:21:05 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

この声明と、日本の戦前の国策通信社である同盟通信社の英訳文の内容はずいぶんかけ離れている。同盟通信社の訳文の内容は「すでに他の選択の余地はない。完全に無視するだけである。また戦争を成功に終わらせるために、闘い抜くしかない」であり、まったく異なっている。鈴木首相の声明には、「他の選択の余地はない」や「完全に無視する」「闘い抜くしかない」といった言葉は一度も登場しない。

鈴木首相の声明の中の「黙殺」という言葉は「ノーコメント」という意味であり、「ignoreitentirely(完全に無視する)」と訳してはいけなかったのである。さらに不可解なことが米国で起こっている。日本の同盟通信社が「黙殺」という言葉を「ignoreitentirely(完全に無視する)」に誤訳したのに対し、米ロイター社および米AP通信は「ignoreitentirely」をさらに「reject(拒絶する)」と誤報したのである。

当時の日本の鈴木首相が「ポツダム宣言」を「黙殺する」としたにも関わらず、日本の同盟通信社は鈴木首相の言葉を「ポツダム宣言」を「完全に無視する」に変え、米ロイター社および米AP通信が鈴木首相の言葉を「ポツダム宣言」を「拒絶する」に編集してしまったのである。当時の米大統領および軍の長官が目にした文は、米ロイター社および米AP通信が発表したバージョンであった。日本は、政治家、訳者、編集者が軽率にも言葉を履き違えてしまったことにより、2つの原爆が落とされ、無条件降伏の条件を呑まされたのである。

当時、米ルーズベルト大統領(当時)が受け取った鈴木首相の語録は、日本の同盟通信社の英訳文ではなく、米AP通信が再編集した英文バージョンであった。これほどまでに重要な声明をなぜ再編集する必要があったのか?原文をそのまま使えばいいのではなかったか?まったく謎である。

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