韓国の柳明桓(ユ・ミョンファン)外交通商相と玄仁沢(ヒョン・インテク)統一相、金泰栄(キム・テヨン)国防相は24日、ソウルで行った合同記者会見で、哨戒艦「天安(チョンアン)」の沈没事件に対する一連の措置を発表し、「韓国は当日から、『対朝心理戦』を再開し、朝鮮船舶の韓国海域への通行を禁止し、韓朝貿易を全面的に停止する。また、韓国国民の訪朝を禁止し、対朝援助を停止する」と述べた。
柳明桓外交通商相は、「『天安』事件は朝鮮半島、およびこの地域の平和と安定にマイナスの影響をもたらしている。韓国はすでに、または今後も、この事件について関係の国や国連と外交交渉を行う」と述べた。
玄仁沢統一相は、「韓国は、韓国国民の訪朝を禁止し、韓朝貿易を停止し、朝鮮乳幼児に対する援助のほか、その他のすべての援助を停止する。しかし、開城(ケソン)工業団地の運営は続ける。開城工業団地で勤務している約1000人の韓国人労働者がいるが、もし彼らに何かあれば、韓国は許さない」と述べた。
金泰栄国防相は、「韓国は、朝鮮船舶の韓国海域への通行を禁止しする。韓国は『拡散防止構想』にさらに積極的に参与し、自国の拡散防止演習を行う。また、韓米は近いうちに潜水艦攻撃への対応合同軍事演習を行う」と述べた。
「中国国際放送局 日本語部」より2010年5月24日