日本の海上保安庁の巡視船にペットボトルを投げつける「釣魚島保護者」(資料写真)
台湾の「釣魚島保護船」はかつて釣魚島まで741メートルの距離まで挺進した(資料写真)
台湾のメディアは、「大甲媽祖」を運ぶために釣魚島に上陸しようとしていた台湾の漁船「全家福」は25日、日本の保安庁の巡視船にぶつけられ、「全家福」は台湾の「海上巡視署」に助けを求めたが、まず事件の報告が先だと拒否されたと報道した。
これに対して台湾の「内政部長」である江宜樺氏は「詳しいことはまだ調査中だ。政府の処理は消極的ではなく、漁民たちが遠海のいかなる場所で事故や紛争に見舞われても、積極的に調査し援助する。捜査救援センターが必要な連絡は全てする」と語った。
報道では、「全家福」は25日夜6時25分、「大甲媽祖」を運ぶために釣魚島に上陸しようとしていた時、不意に日本の巡視船にぶつけられた。釣魚島までの距離は16海里。巡視船は2回にわたり、「全家福」に上船して臨時調査することを求めたが、「全家福」は拒否した。
そして午後6時48分に巡視船は「全家福」に衝突して追い払い始めた。午後7時31分、「全家福」は台湾の「海上巡視署」に助けを求めたが、「海上巡視署」はまず事件を届ける必要があるという理由で拒絶。巡視船は午後9時頃まで「全家福」を追い立て続け、釣魚島から25海里になったところで止めたが、引き続き「全家福」の動向を密接に監視した。
しかし台湾の「海上巡視署」は、いかなる報告の電話も受けておらず、すぐに「全家福」と連絡して傷害を最小限にするよう努力すると述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年5月27日