会談する両首脳
儀仗隊の検閲
胡錦涛国家主席は9日、ウズベキスタンのカリモフ大統領と同国の首都タシケントで会談し、両国関係および関心を共有する国際・地域問題について幅広く、踏み込んで意見交換し、多くの重要な合意に至った。
中国・ウズベキスタン首脳が共同声明に署名
胡錦涛主席がウズベキスタン訪問を開始
胡主席は「2004年に両国元首が両国の友好協力パートナーシップの構築を宣言して以来、両国関係は急速かつ包括的な発展という新たな段階に入った。両国上層部は緊密に交流し、実務協力は著しい成果を上げ、相互支持を不断に強化している。中国は、中国側の核心的利益に関わる問題において、ウズベキスタンが長年来中国側を断固支持してきたことを高く称賛する。中国はウズベキスタンの独立と主権を尊重し、安定維持、経済成長、民生改善に向けたウズベキスタン側の努力をこれまで同様に支持していく」と表明。両国の友好協力パートナーシップの格上げについて、次の6つの提案を示した。
(1)ハイレベル交流を維持し、相互信頼のレベルを高める。
(2)相互補完性を発揮し、エネルギー協力を推進する。
(3)非資源分野とハイテク分野の協力を行い、長期的な貿易パートナーシップを構築する。
(4)安全保障協力を深め、「3つの勢力」(分離独立派・宗教過激派・テロリスト)を厳しく叩く。
(5)人的・文化交流を強化し、友好の基盤を固める。
(6)多国間協調を強化し、両国の共通利益を守る。
カリモフ大統領は、胡主席による両国関係の評価、および両国関係の発展に関する重要な見解に完全に賛同。両国による2国間・多国間協力の方向性を指し示すものだと指摘した。また「両国の包括的友好協力関係は相互尊重、平等、相互内政不干渉の原則を基に築かれている。ウクライナは『1つの中国』の原則を断固支持し、中国の主権と領土保全に関わる問題における中国側の立場を断固支持し、『3つの勢力』に打撃を加えることを断固支持する」と表明した。
「人民網日本語版」2010年6月10日