国連安保理の今月の担当議長であるメキシコの国連大使ヘレール氏は14日、安保理は韓国哨戒艦「天安(チョンアン)」の沈没事件に「強い関心を持っている」とし、朝鮮半島の平和と安定を保つため、関係当事者に冷静を保ち、情勢を悪化させるいかなる行動も避けるよう強く呼びかけた。
安保理はこの日の午後、天安艦沈没事件をめぐり、非公開会議を開き、朝鮮、韓国双方とそれぞれ2時間あまりの非公開協議を行った。
へレール氏は会議の後、「韓国は非公開協議で事件への調査結果を詳しく説明した。その後、安保理は朝鮮側からも意見を聴取した。双方の観点を知ることが非常に重要である」とし、国連は今後も引き続きこれに関する協議をしていくと述べた。
「中国国際放送局 日本語部」より 2010年6月15日