板門店軍事停戦委員会の会議庁外にいる韓国側の兵士。
朝米両軍は15日、韓国哨戒艦「天安」事件の真相を明らかにするため、大佐級協議を板門店で開催した。双方は将官級会談の時間、場所、代表団の構成、議題について合意した。朝鮮中央通信が伝えた。
朝鮮中央通信によると朝鮮側は、国防委員会の検査団を調査のため現場に派遣する必要があるとの原則的立場を再度表明。「米側が『天安』事件の解決を真に望んでいるのなら、朝鮮側の提案を拒む理由はないはずだ」と指摘した。
AP通信によると、双方はそれぞれ上部と協議した後に、改めて会談の詳細な事項を確認することで合意。AP通信は「いかなる状況下であれ、朝米将官級会談の実施を確保するため、調査団による現地調査を行わなければならない」との朝鮮中央通信の報道を引用している。双方は第2回大佐級協議を20日に板門店で開くことで合意した。
米朝両軍の協議は「天安」沈没事件の発生後初めて。米側は「国連軍司令部」のカート・テイラー大佐、朝鮮側は朝鮮人民軍の朴基勇大佐がそれぞれ代表団を率いて「非公開」協議に出席した。