資料写真:演習で兵力を輸送する中国海軍の揚陸艦
東中国海での実弾射撃演習に続き、中国国家交通戦備弁公室と解放軍総後方勤務軍事交通運輸部は17日から18日まで、山東省煙台市付近の海域で、海上での兵力・兵器の輸送の演習を行った。報道によると、済南軍区の部隊や交通運輸部救援課など多くの地方応急保障部隊は、2日間にわたる演習で、初めて多種目の戦時軍事交通応急保障総合演習を行った。
今回の演習は、黄海での米韓合同軍事演習に対する措置の一つだと一般的に見られているが、これに対して、北京軍事専門家の李暁寧氏は、「米国は、米韓合同軍事演習は恒例の軍事訓練だと強調してきたが、この古い考え方は改める必要がある。戦時応急状態における国防動員能力を検証する中国の今回の演習は、『中国は平和な半径を保たなければならない』というシグナルを発している」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年7月21日