陸浩・中共甘粛省委員会書記
私は「人民網」のユーザーであり、ネットユーザーのみなさんの古くからの友人でもある。私は毎日時間を割いてネットで民意を理解している。「地方指導者掲示板」の開設によって交流の場ができた。ネットユーザーの書き込みを扱い、ネット問政(政府・行政へのオンライン質問・意見)を進める過程で、私は次のことを理解した。
(1)ネットユーザーの知恵を結集することは、党委員会・政府の科学的政策決定を推進する重要な方法である。ネットの普及に伴い、インターネットは公民にとって知る権利、参与権、表現権、監督権を行使するうえでの重要なチャンネルとなっている。
(2)ネット民意を理解することは、党委員会・政府活動を改善する重要な措置である。ネットはわれわれが社会情勢や民意を理解するための重要なチャンネルであり、ネットユーザーの発言は個人の願いの発露であるとともに、さまざまな利益グループの要求の表現でもある。これらの情報を速やかに理解し、大衆の要求を正しく誘導し、大衆の現実的困難を解決することは、われわれが新たな歴史条件の下で必ず掌握しなければならない取り組み方法だ。
(3)ネット監督の助けを借りることは、党委員会・政府の活動効率を高める重要な手段である。大衆から報告のあった政策上の問題については、速やかに調査・研究し、調整・改善する。活動方法上の問題については、是正に努め、速やかに改善する。指導幹部の党風・党紀の問題については、真剣に調査し、法律・紀律に基づいて処理する。
(4)ネットの双方向性を堅持することは、党委員会・政府と人民大衆とのつながりを強化する重要な方法である。ネットは従来の大衆からの来信・来訪と比べ、より直接的、タイムリー、経済的だ。
「人民網日本語版」2010年8月3日