解放軍少将:日米「離島奪回」軍事演習の裏に潜む双方の下心

解放軍少将:日米「離島奪回」軍事演習の裏に潜む双方の下心。 数日前、今年年末に行う「離島奪回」軍事演習に米軍を招待したかと思えば、今度はまた、2011年3月末までに、25の離島を「国有化」すると決定したという。領海関連方面での日本の最近の行動は、自信ではなく、まさに日本の不安や恐怖感、心もとなさを表わしているのではないか…

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発信時間: 2010-09-03 09:49:19 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

今回のいわゆる離島軍事演習も、上述の内容がその目的の大部分です。日本と米国、それぞれの積極性はどれほどのものなのでしょう。実は、両者ともに下心を抱いており、その目的は全く異なるものなのです。

日本側からすれば、この離島軍事演習を通じて、他国に占拠された島を取り戻すのですが、実際には他人を脅すのが目的です。誰を使って脅すか、それが米国、つまり日米安保です。『日米安保条約』はその全ての離島をカバーしています。

米国側はというと、実はこれらに対する説明は大変あいまいなものです。日本との合同演習に参加するのには、米国なりの目的があります。それは、軍事演習を通じて、その西太平洋での存在感や発言力の大きさを証明する、それだけです。では、米国は本当に日本の離島のためだけに、自らの兵を犠牲にしようとしているのか、その点については大きな疑問を抱かざるを得ません。なぜなら、最初に日本から離島を取り上げたのは、他ならぬ米国自身だからです。

離島占有権の合法性を強化したい日本

記者:日本は中国との間に論争のある島に対しても「国有化」しようとしていますが、そこに法的効力はあるのでしょうか。また、我々はどのような対策をとればいいのでしょうか。

金一南氏:日本人がこれほど焦って行動している点から考えて、彼ら自身もその合法性に問題があると意識していることは明らかです。

離島だけでなく、琉球、沖縄の合法性についても、日本人は問題があると感じています。琉球諸島については、1879年に奪還したばかりですし、日本人としては当然、これらのまだ統治が不安定と考える島を固定化した上で、完全にそれらの実質的占有権を握り、それをできるだけ早く全世界共通の認識にしたいと考えています。特に釣魚島(尖閣諸島)のように論争の激しい島になればなるほど、日本人は自信を持てない状態にあります。

これらの角度から見れば、日本の今回の軍事演習が意味するものは、日本の自信ではなく、まさにその反対で、日本の不安、恐怖感、心もとなさだと言えるでしょう。

もし『国際法』において合法的であり、国際的にも認められ、国際正義に支持されるのなら、これらの行動は全く必要がないのです。では、なぜ行動を起こすのか、それは武力や威嚇、そして『日米安保条約』や軍事同盟によって、過去に占領したこれらの島を固定化しようと焦っているからです。このような手段を使っても、それは日本がこれらの問題を考えるときの心もとなさを証明することにしかならないのです。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年9月3日

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