日本が中国に戦争謝罪をしない理由

日本が中国に戦争謝罪をしない理由。 香港の経済週刊誌「亜州週刊」の最新刊に、毛峰氏の記事「日本が中国に戦争謝罪をしない理由」が掲載されている。日本は韓国には度重なる戦争謝罪をしているのに、なぜ中国には謝罪をしないのか?この問題に対し、毛峰氏は3つの視点から分析している…

タグ: 管直人 日本 戦争 謝罪 アジア

発信時間: 2010-09-02 13:14:30 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

香港の経済週刊誌「亜州週刊(Asia week)」の最新刊に、毛峰氏の記事「日本が中国に戦争謝罪をしない理由」が掲載されている。日本は韓国には度重なる戦争謝罪をしているのに、なぜ中国には謝罪をしないのか?この問題に対し、毛峰氏は3つの視点から分析している。

記事を要約したものを以下に紹介する。

8月10日、管直人内閣は、日韓併合から100年となる今年8月23日を前にして、韓国への更なる謝罪を盛り込んだ「首相談話(管談話)」を行うことを、閣議にて決定した。日本の植民地支配がもたらした多大の損害と苦痛に対し、「痛切な反省と心からの謝罪を表明」するとしており、韓国からの高い評価を得ている。

日本が韓国に更なる謝罪を行ったのに対し、中国に謝罪しないのはなぜか?理由は以下の3つである。

まず、日本はアジア諸国との歴史問題を長い間解決できていない。管直人内閣総理大臣を代表とする民主党新政権は、その問題の突破口を模索し、歴史問題による憎しみを和らげることで日韓関係を強化し、日米韓同盟の関係を強め、日増しに強大化する中国を牽制しようとしている。またアジア太平洋地域における日本のリーダー的地位をより固め、民主党新政権による長期的な外交環境を整えることを目的としている。

次に、価値観外交の2重基準により、歴史問題を処理しようとしていることである。管直人首相は、韓国へ向けた談話において「日韓両国は、民主主義や自由、市場経済といった価値を共有する最も重要で緊密な隣国同士」と表明している。文章だけを見ると、「日韓両国は、共有する社会制度を有し、執政党の国内外政策に、国民の意見や心情が大きく影響することを熟知している」という文意でしかないが、その裏の意味は、「韓国が自らの主張を貫こうとするプライド高い民族であり、共通の敵(日本)を介して団結をさらに強めることもよく分かっている。日韓関係が良好になったとしても、常に韓国へ善意を表し、常にある程度譲歩することは必須事項だ」ということである。

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