中国政府が教育・文化などに貢献した外国人に贈る「友誼賞」の授賞式が29日午後、北京の人民大会堂で盛大に行われた。国務院の張徳江・副総理が出席し、講演を行った。
張副総理は人材と人材開発における国際的な交流や協力を強化し、海外の人材と知力を積極的に取り入れることで、ややゆとりのある社会の全面的実現に必要となる人材・知力の面で後押しすると述べ、人材政策の開放を一層進めていく方針を示した。
副総理は、近代化建設や金融危機対策で中国が収めた成果は、外国人専門家の智恵と汗に溢れており、外国人専門家らの知識と知力の結晶といえる、と指摘。中国政府を代表して外国人専門家にお祝いを述べるとともに、中国で働く全ての外国人専門家に心からの敬意と感謝を示した。
授賞式では、国家外国専門家局の季允石局長から外国人専門家50人の受賞が発表された。
友誼賞は、中国政府が社会開発、経済、科学技術、教育、文化の発展に大きく貢献した外国人専門家に贈る名誉ある賞。2010年度は、工業・農業、省エネ・環境保護、教育・科学技術、医療保健、文化・スポーツなどの分野から16カ国の外国人専門家が受賞した。(編集YT)
「人民網日本語版」2010年9月30日