中共中央政治局は29日午前、新時期の人民内部矛盾の正しい処理に関する第23回集団学習を行った。学習会を主宰した胡錦濤総書記は「複雑で変化に富む国際情勢、極めて困難で重い改革・発展の任務を前に、われわれは人民内部の矛盾を正しく処理することの重要性や緊迫性を深く認識し、最大限に社会の創造力を喚起し、調和要素を増やし、非調和要素を減らすことに着眼し、人民内部の矛盾をより積極的・主動的に処理して、科学的発展の推進、社会調和の促進のために、小康社会(ややゆとりのある社会)の全面的な建設という努力目標の実現、社会主義現代化の加速のために、良好な社会環境を創出しなければならない、と強調した。
学習会では中国社会科学院「財政・貿易経済研究所」の高培勇教授、政治学研究所の房寧研究員が問題について解説し、意見や提案を述べた。
胡総書記は人民内部の矛盾を正しく処理するために(1)矛盾の根源からの緩和を重視する(1)大衆の権益擁護を重視する(3)大衆工作を重視し、大衆の心の声や実際の求めを速やかに把握する(4)社会管理の強化・革新を重視し、社会管理の情報化レベルを高める----よう指示した。(編集NA)
「人民網日本語版」2010年9月30日