胡錦涛国家主席は19日午後、ロシアのミロノフ上院議長と人民大会堂で会談した。
胡主席は「メドベージェフ大統領の先般の訪中は重要な成果を収めた。ロシア側と共に両国上層部の相互訪問で形成された共通認識および提示された各任務を的確に実行に移し、両国関係の強みと大きな潜在力を存分に発揮し、世界の平和維持と共同発展の促進のために、グローバルな試練の数々に協力して対処し、より公正で合理的な国際秩序の構築に向けてたゆまず努力していきたい」と述べた。
胡主席は中国政府として▽両国の立法機関の交流を拡大し、協力を強化する▽地方の影響力が強い両国の立法機関の特徴を十分に発揮し、両国の隣接地区間の協力・発展を促進する▽国際的枠組みでの協調・協力を引き続き強化し、中ロ戦略的協力パートナーシップの包括的で踏み込んだ発展を促すために一層の貢献を果たす----ことへの支持を表明した。
ミロノフ議長は「ロ中関係の発展は双方の共通利益に合致し、双方共にこれを望んでいる。今年のメドベージェフ大統領の訪中は順調に成功し、両国は一連の重要な合意を締結した。これは各分野での両国の協力を積極的に推進する効果をもたらすだろう。ロシア上院は中国の全人代との関係を重視している。ロシア上院の強みと影響力を十分に発揮して、政治・経済貿易・エネルギー・地方など各分野での両国の協力を促し、両国の世々代々の友好に新たな貢献を果たしていきたい」と述べた。
「人民網日本語版」2010年10月20日