間もなく中国を訪問するカナダのキャノン外相は18日、人民日報と新華社の共同インタビューに応じ、「両国の国交樹立40周年は、中国との交流のレベルを高める絶好の機会となった」と述べた。
キャノン外相は「中国の経済成長のスピード、中国の変化に強い印象を受けている。私はずっと中国の発展モデルについて考えている。現在私は、両国が一段と努力して各分野での協力を強化することを確信している」と述べた。
現在の両国関係については「両国の戦略的パートナーシップは現在勢いよく発展している。カナダは対中関係の発展を非常に重視している。2006年にハーパー党首の指導する保守党が政権について以来、上層部の相互訪問は絶えることがなく、現在までに閣僚級の相互訪問は30回以上行われている。特にハーパー首相による09年12月の訪中と、胡錦濤国家主席による今年6月のカナダ公式訪問によって、両国関係は一層強化された」と述べた。
経済貿易関係については「中国はすでにカナダにとって第2の貿易相手国となっている。両国経済は補完性が強く、両国の貿易・投資は大きな潜在的発展性を備えている。統計によると、両国間の年間貿易額は国交樹立当初の1億5000万ドルから09年には297億ドルにまで増加した。近年は世界金融危機の影響を受けながらも、両国貿易は持続的成長を保っている」と述べた。
他の分野の協力については「カナダと中国は北極関係でも交流を維持している。中国は極地科学研究への関心を高め続けており、両国の政府・非政府レベルでの協力には大きな潜在力がある」と述べた。
今回の訪中については、外相として2回目の訪中であることに触れ、訪問を通じて両国間の戦略的・経済的パートナーシップを一層深めることへの期待を表明した。
「人民網日本語版」2010年10月20日