米海軍大将:中国の気勢激しい行動に反撃すべき
米メディア「ワシントン・ポスト」のサイトでは18日、元米国海軍太平洋艦隊司令官であるジェイムズ・ライオンズ氏の『中国の気勢激しい行動に反撃すべき』という文章を掲載した。主な内容は次の通り。
中国は今年、気勢激しい行動を続けていて傲慢だ。アジアで最も強大な軍隊を作り上げ、米国に対して直接的な挑戦を構成した。中国がこのようにする意図は、日本や韓国、オーストラリア、インドおよび他のASEAN諸国を戦略的な付属の地位に位置づけるためであり、その他にも中国は、2020年以後に世界における米国の軍事的主導地位を挑発する計画もしている。もし抑えないと中国は成功してしまうかもしれない。
また中国は海外での軍事力を拡大している。頻繁にソマリ海域でパトロールしているのがそのいい例だ。また中国空軍は9月末にトルコ空軍と合同軍事演習を実施した。このような軍事演習は、北大西洋条約機構(NATO)の空中戦戦術を取得するのではないかとも考えられ、トルコを引き続きNATOから遠ざけるという声も上がっている。
中国は明らかな脅威に直面していない。そのため(米国は)その軍事力の拡充を抑制しなければならない。中国の弾道迎撃ミサイルシステムはテスト段階に入り、海南島に設立された新たな海軍基地は、マラッカ海峡など主な海上通路や、西太平洋地域の主要同盟国の安全を脅かしている。また第4世代戦闘機を500機以上生産した中国は、初の空母の完成を急いでおり、新型潜水艦の建造にも着手した。それに軍事的使命を負う月探査と宇宙ステーションの建設も計画している。