親中派の民主党、反対に中日を悪化させたのは

親中派の民主党、反対に中日を悪化させたのは。 「小沢氏の画策、鳩山氏の金銭、管氏の名声」からなる民主党は、温和かつ親中国の傾向をもつ政党に属する。「トロイカ体制」と称される3人はいずれも中国と深いつながりがあり、親中国的な思いが強い。では、民主党が自民党時代に比べ中日関係により深刻な危機をもたらしたのはなぜか…

タグ: 親中派 民主党 中日 悪化 釣魚島

発信時間: 2010-10-24 10:31:47 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

シガポールの9月30付『聯合早報』は、早稲田大学法学学術研究院博士課程院生・蔡成平氏の評論「新中派の民主党、なぜ反対に中日を悪化させてしまったのか」を掲載。内容以下の通り。

実際、「小沢氏の画策、鳩山氏の金銭、管氏の名声」からなる民主党は、日本では事実上、温和かつ親中国の傾向をもつ政党に属する。「トロイカ体制」と称される小沢一郎氏、鳩山由紀夫氏と菅直人氏はいずれも中国と深いつながりがあり、親中国的な思いが強い。

小沢氏の対中政策は「政治の父」、中日国交正常化を推進した田中角栄の路線を継承することである。2009年12月、民主党が政権を奪取してすぐ、小沢氏は即、従来の米国訪問という慣例を打ち破り、143人の国会議員を含む643人の代表団を自ら率いて訪中。史上最大規模の議員訪中団であることから、米国や日本の保守派を大いに驚愕させた。鳩山氏は一貫して靖国神社を参拝しないと主張するとともに、東アジア共同体構築の推進に「深い思い」があった。

一方、首相の管氏はより独立独行の「親中派」だ。84年に3000人の青年訪中団のメンバーとして中国を訪問。翌年から25年連続となる、母校の東京工業大学に留学している中国人学生、さらに日本各界の青年を自宅に招いての友好交流を開始するとともに、留学生の在日中の待遇改善に尽力しており、日本の政治家の中ではやはり右に出る者はいない。管氏は日本の中国侵略という史実を公開の場で認めるにとどまらず、靖国神社参拝にも反対し、さらに日本の政界では数少ない台湾独立を公開の場で反対した政治家でもある。

では、民主党が自民党時代に比べ中日関係により深刻な危機をもたらしたのはなぜか。恐らく「トロイカ体制」が分裂の方向へと向かいつつあり、そして党内若手保守派の台頭と関係があるのではないか。

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