胡錦涛主席とイタリア大統領が会談

胡錦涛主席とイタリア大統領が会談。

タグ: 両国の包括的戦略パートナーシップの推進について意見交換

発信時間: 2010-10-27 17:11:09 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

胡錦涛国家主席は26日午後、イタリアのナポリターノ大統領と人民大会堂で会談した。両首脳は両国の包括的戦略パートナーシップの推進について踏み込んで意見交換し、広範な共通認識にいたった。

胡主席は「今年は両国の国交樹立40周年にあたる。イタリア側と共に、チャンスを捉え、引き続き努力し、3つの面から両国関係を一層深めていきたい」と述べ、(1)両国関係の戦略的位置づけと目標の方向性を堅持し、上層部および各レベルの友好交流を強化する。両国関係における重大な問題については速やかな意思疎通を保ち、相手国の重大な関心を理解し合い、配慮し合う(2)相互補完、互恵・ウィンウィン、共同発展を堅持する(3)交流を継続し、参考にし合い、人・文化面の交流や協力を促進する----を挙げた。

ナポリターノ大統領は両国関係の一層の発展に関する胡主席の意見に完全に賛同。「中国の経済・社会発展は大きな成果を上げ、世界金融危機対策、世界経済回復の推進に重要な貢献を果たした。イタリア側は、中国が自ら選んだ発展の道を尊重する。中国が国際問題で担っている重要な役割を称賛する。両国が友好協力の精神に基づき、広範な議題について対話を継続することを希望する。貿易・金融・投資・エネルギー・科学技術・文化・観光分野の実務協力を強化し、両国の包括的戦略パートナーシップの推進に共に努力することを希望する」と述べた。

胡主席は「イタリアはEUとG20の重要な一員だ。イタリアがEU内で引き続き積極的な影響と役割を発揮し、中国・EU関係の発展に新たな貢献を果たすことを希望する。中国側もイタリア側との意思疎通や協調の一層の強化を望んでいる。ソウルでのG20首脳会談で積極的な成果を上げ、世界経済の全面的な回復と健全で安定した発展を促すために共に努力していきたい」と述べた。

ナポリターノ大統領は「世界はグローバル化へ向かっている。中国側と国際問題で緊密に協議し、G20での協力を強化し、国連安保理改革や国際金融システム改革で意思疎通や協調を継続し、世界金融危機対策に努力していきたい。EUと中国の包括的戦略パートナーシップは非常に重要だ。EUと中国が障害を克服し、関係を発展できるよう積極的な役割を果たしていきたい」と表明した。

「人民網日本語版」2010年10月27日

「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。