中日友好委「両国関係、風は吹けども動ぜず」

中日友好委「両国関係、風は吹けども動ぜず」。 現在の中日関係は、どのようにとらえるべきだろうか。活発な議論の結果、以下の5つの認識で一致した…

タグ: 中日友好 両国関係 交流 歴史

発信時間: 2010-11-05 17:28:31 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

(1)広い視野でとらえる

一衣帯水の中日両国には2千年におよぶ交流の歴史がある。中国仏教協会の趙朴初・元会長がかつて、両国の過去や現実にはぎくしゃくする時期もあるが、長い歴史の中で、それはほんの一瞬に過ぎない、と語ったことがある。「風は吹けども山は動ぜず」----。泰山(中国山東省にある中国で最も尊いとされる山)が動くことがなければ、富士山が動くこともない。どんなことが起ころうとも、中日友好の大きな流れをせき止めることはできない。強風が吹けども山はびくともしない。こうした広い視野で両国関係をとらえることが必要である。

(2)堅実な視野でとらえる

根本的で共通の利益は最も確かなものである。経済面における両国の相互補完性や東アジア・アジア太平洋地域の共同発展に目を向けるほか、経済グローバル化の視点から中日関係を見据える必要がある。戦略的互恵関係にある両国は「和すれば共に利し、闘えば共に傷つく」(友好を深めれば双方に利益があり、戦えばともに傷つくことになる)。

(3)問題に向き合う

問題は、いつかは解決しなけばならない。道もいつかは前に進まなければならず、袋小路に入ってはならない。ますます複雑化する問題を先送りしていては、これまで中日友好のために尽力してきた先人にも、これからの両国関係を担う次の世代にも申し訳が立たない。

(4)未来を見据える

未来を見据えなければならない。若い世代がこれから中日友好の主力となることをかたく信じる。これまでの成果や歴史を心に刻みつつ、世々代々にわたって友好関係を築く。希望を未来に託すべきである。

(5)相互信頼を深める

中国は国家主権や領土に関する問題で譲歩することはなく、平和発展の道も揺らぐことはない。平和発展を実現するには善隣友好に取り組む必要がある。これは「家庭が睦(むつ)まじければ全てがうまくいく」という思想の延長にある。中国は和をもって貴しとなす。他国に危害を加えることもなければ、恐れることもない。

「人民網日本語版」2010年11月5日

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